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2018年 05月 27日

「虐殺器官」の<GENOCIDAL ORGAN>の原意は?

<伊藤計劃の「虐殺器官」考>-2 は、今日記そう、と 思っていましたが、
現在、まだ 書き出しまで行っていません。

ところで、「虐殺器官」の 副題の英訳として、<GENOCIDAL ORGAN>とある。

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<GENOCIDAL ORGAN (genocidal organ)>の<genocide >の元々の原意が分らず、

手元にある高校時代から使っている 語源に詳しい 「研究社 新英和中辞典」((1971年第2版25刷)) を調べても、南雲堂の田代正雄著の「語源中心・英単語研究」(1972年増刷)

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でも語源を記して無く、
「研究社 新英和中辞典」で<genocide(ʤénousaid)>として、米語で「(人種・国民などの計画的な)大量虐殺」とあるのみだった。

ネット上で調べ、ようやく
ハイパー英語辞書 の「geno-cide」(https://ejje.weblio.jp/content/geno-cide)で、

印欧語根として、
gen(o)>が、
命を与えること、子孫を作ることを表す印欧語根。また、繁殖に関係することや、家族・部族に関係することを表す。
重要な派生語は、engine, general, gentle, king, nature, 接尾辞-gen生成物を表す)など。」とあり、

cide(:kide)>が、「打ったりたたいたり、殴ることを表す」とあり、

語幹として、<cise>として、「(cide)切ること、殺すことを表すラテン語 caedere、印欧語根ka@-id-から。」とあった。

(その後、「語源中心・英単語研究」を調べると、
語幹として、<-cide,-cise>で「=to cut (切る)」があり、

( 派生語として、<decide([de=off]で、切り離す、断を下す、で「決定する、判定する」)>等があった。)

また、<gener-,gen-,gent->で「=to produce生む)、a race種族)」

( 派生語として、<generation(発生、世代)>、<genius(生まれつきのもの:霊、精神、天才)>等もあることを知った。)

-al>は、当然、「~に関する」とか「~に属性を有する」などの意味を表わす形容詞語尾なので、

genocidal (dʒènəsάidl)>は<geno-cid-al >で、

命あるものを殴り殺すことに関する(:虐殺の)」と云う意味が、印欧語としてそなわっていることが分かった。

手元にある「研究社 新英和中辞典」と南雲堂の「語源中心・英単語研究」
(現在は、「語源中心英単語辞典」 単行本 ( 2005/3/1 最終発行?)として、出版されている…?)



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で、英語の語源は大概が分かるはずだが、
まだまだ 使いこなしてないコトを知った・・・。

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by mohariza12 | 2018-05-27 19:41 | 言葉 | Trackback | Comments(0)
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