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mohariza12メモ

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2016年 03月 06日

映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)

久しぶりに映画のコトを記します。
(<160306>・・・<160302初稿>の記事を大幅に手を加え、追記し、画像等の添付をしました。)

2月26日(金)たまたま深夜 (…途中で寝ようと思ったが、結局最後まで観て、観終わったのは 早朝4時を過ぎていました・・・) WOWOWの映画で、2007年のアメリカ、中国、台湾、香港合作映画(Rー18指定)の李安(アン・リー)監督の「ラスト、コーション」を観た。
映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)_e0267429_1419368.jpg


その後、ずっと、「ラスト、コーション」と云う題名の意味が分からなかったが、今日(160302)ネットで調べ、
ブログ「映画評論 ラスト、コーション(色、戒)」で、
・・・なお、このブログ記事は、ネタばれが多く記されているので、未見で観たい方は注意してください。

「ラスト」は、LAST(最後)ではなくLUST肉欲)で、これは(欲情)のことで、そしてコーションはCAUTION(警戒、警告)で、(戒律)のこと、と知った。
・・・題名が「ラストコーション」でも 「ラスト・コーション」で無く、「ラスト、コーション」であることが、この映画の奥深さの味噌、と思う。

<(160306追記:)映画の解説としては、「池内ひろ美の 映画大好き!」の中の<奥山篤信による「ラスト、コーション」の方が概説として、理解しやすい、と思った。>


凄まじいセックスシーンが描かれているが、戦時下(:日中戦争)の究極の場での肉欲を通しての男女の情が見事に描かれていた、と思った。

(<160308追画> 一通りのストーリーを知る予告編としては、下記の動画を・・・一応16歳以上のものか?
https://www.youtube.com/watch?v=WrJB0zLPKwM

http://jp.xvideos.com/video359883/sex_from_lust_caution> (・・・この動画へのアクセスは、20歳以上に限ってください。

日々極限状況での任務達成を強いられる 親日の特務機関の幹部の易(イー)役の梁朝偉(トニー・レオン)の押えた演技と激しい情動の演技が良かった。
女学生の王佳芝(ワン・チアチー)(:イー宅に潜入しマイ夫人を演じる)役の新人の湯唯(タン・ウェイ)の初初さだけで無い迫真の演技も良かった。

どちらも目の演技が冴えている、と思った。

(<160308追画> 目の演技を観るには、下記の動画を・・・18歳以上のものか?
https://www.youtube.com/watch?v=Abr7zuxmr_I


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これと似た戦時下の狂気の下での男女を描いた映画では、
過去に1973年制作のイタリア映画 『愛の嵐(英題: The Night Porter)』
映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)_e0267429_15261164.jpg

(監督:リリアーナ・カヴァーニ)でのダーク・ボガード演じるナチス親衛隊の将校マクシミリアンとシャーロット・ランプリング演じる 強制収容所で弄まれたユダヤ人の元少女ルチアの関係に近いと思った。

また、デヴィッド・クローネンバーグ監督の中国の文化大革命当時の史実を元に描いた1993年作の米国映画 『M(エム)・バタフライ(M.Butterfly)』での

映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)_e0267429_1533243.jpg

ジェレミー・アイアンズ演じる白人の外交官と、京劇舞台で「蝶々夫人」を演じる女優かつ女装した中国のスパイ(ジョン・ローン)との関係にも観られる。

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どちらにしても、戦時下等 その極限状態においては、人間関係も男女関係も異常な極限状態になる、と思う。

昨今の戦争を好む人間(:戦争オタク)は、その極限状態に耐えられるのだろうか・・・?と思っている。

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(160306追記)

なお、日本映画で<戦時下等の極限状態の男女>を描いたモノとしては、

「二・二六事件」があった1936年(昭和11年)5月18日にあった阿部定事件(あべさだじけん)(:仲居であった阿部定が、性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件)を題材の

愛のコリーダ

映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)_e0267429_21192769.jpg

(1976年公開の日本・フランス合作映画の大島渚監督、藤竜也、松田英子主演)及び、
<『愛のコリーダ』より出来が良い、と感じる>
1975年の日活ロマンポルノ作品『実録阿部定

映画「ラスト、コーション」を観て・・・(追記あり)_e0267429_2132079.jpg

(監督:田中登、主演:宮下順子、江角英明)も、
日本では少ない極限状態の男女を描いていた、と思う。

(註:監督:田中登作品については、moharizaメモでの|2006-12-06 の<故 映画監督「田中登」氏について>を参照)

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(なお、<男女を描いた映画>については、今後他で、追記があるかも・・・。)

by mohariza12 | 2016-03-06 21:27 | 映画


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