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mohariza12メモ

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2013年 03月 16日

「。」「、」及び「?」考

(130313メモ、補記、追記)

昔の日本語の書体には、句読点は無かった。
いつから出現したのか?
昔は、どうやって、文を区切っていたのか?
中国語(:漢文)にも無かった筈。

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WIKIIの「句読点」で調べたら、

中世以前の漢文などでは、句読点がほとんどない。
これらの言語では、それぞれの文字自体が形態素を構成し意味を構成しているので、欧文のように単語の間を空白で区切る必要も少ない。
また日本語でも、中世以前、正式な文書は漢文で書かれていたので、同様であった。
中世以降、仮名書き文や漢字仮名交書き文が普及したが、草書体から発展した平仮名での筆記は、文章の区切りごとに繋がって綴られることが多く、また漢字と仮名を交ぜ書きすることが普通であったこともあり、読み手が区切りを読み違えることも少なく、 句読点の必要性はあまりなかった。

日本でも活字の使用が増え始めると、明治20-30年代以降、日本語での句読点の使用が、徐々に現れはじめた。
日本語で初めて句読点の置き方の指針が公的に試みられたのは、明治39年(1906年)の文部省大臣官房調査課の「句読点法案」である。


とあった。

漢文は、<文字自体(:漢字自体)が形態素(:意味をもつ最小の言語単位)を構成し意味を構成している>ので、句読点を必要としなかったようだ。
また、ひらがな、カタカナの発明で、日本語では、より漢字が鮮明になり、句読点無しでも見やすかったようだ・・・。

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(130317メモ、補記、追記)

昔の日本語には、「?」は無かった。
「?」の代わりに、「。」なり、何も無しだった。
疑問符が無かったので、文末で、疑問形の結びの書き方をする必要があった。

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YAHOO! 知恵袋の
クエスチョンマーク(?)というのは英語ですか?」で、

日本語では今でも?を使わないことは普通です。「~だろうか」「~ですか」
などの語尾で疑問であることはわかります。
話し言葉をそのまま表記する場合は?を付けないと分からない場合もあります。


とあった。

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なるほど、日本語では「~か」で、疑問であることが分かる。
英語なりは、話し言葉の(語尾を上上がりに発音する)イントネーションで分かるし、倒置法になっているので分かるが、
書き言葉で、倒置法の文で無いで疑問形のものもあるので、「?」は必要なのだが・・・。

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「。」「、」及び「?」は、現代では、氾濫している。
<記号化>していて、一種のファッション化していると云える。

1980年代に糸井重里のキャッチコピーの「じぶん、新発見。」、「不思議、大好き。」、「おいしい生活。」が走りで斬新な感覚があったが、1990年代の「モーニング娘。」後、
芸名やグループ名などに句点を用いる例の
伝染るんです。」(吉田戦車の漫画)
カントリー娘。
君に、胸キュン。
ハロー!モーニング。
等、少し食傷気味だが・・・。

なお、私の場合、「、」を多用し、改行を多用しているが、読みやすく、見やすくするには、良いと思っている。
(野坂昭如や谷崎潤一郎のような文の流暢さはなくなるが・・・。)

by mohariza12 | 2013-03-16 18:25 | 言葉


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