2017年 06月 04日
今日(2017年6月4日)の朝日新聞の読書欄で、「ハイン 地の果ての祭典: 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死」 (著者: アン チャップマン(Anne MacKaye Chapman),大川豪司 訳、出版社: 新評論、 2017/04/24 初版 の記事が載っていた。 (http://d.hatena.ne.jp/lithos/20170430/1489855192) 私は、4~5年前、母校の学園祭で、 セルクナム族の「ハイン」の著書 (たぶんアン チャップマンの原書か、その元になった人類学者M・グシンデが1923年に撮影した一連の写真集の本)に興味を持った学生が、 祭典「ハイン」の扮装をプラスチックのミニチュアで再現しているのを買い、 その際、このハインの著書を見せてもらい、大変興味を持ったのだが、 それを記録したノートをある事件後 紛失してしまい、 その部族等の名前等を忘れていた。 その学園祭で不思議に思ったのは、南米の南端の酷寒の島で、 どうしてヨーロッパ人(:白人)の様な部族が、 真っ裸で暮らしているのか…?、だった。 今回、ネットで調べ、 セルクナム族は、1520年、マゼランの世界周航によって初めて西洋社会に知られ、 以後多くの者(「海賊」ドレーク、キャプテン・クック、ダーウィンを乗せたビーグル号、貿易船やアザラシ猟の船、金鉱探索者、キリスト教の伝道師たち、牧場経営者たち)がこの地を訪れ、混血が進み、生粋のセルクナムは1999年に絶えた、 と云うことだった。 たぶん 私が観たセルクナム族の写真は、混血が進み、白人化したセルクナムの姿だったのかも知れないが、 民族の移動とは、現代人が想像も出来ない経路で 移動することもあり、 新大陸:アメリカ大陸へ初めて行きついた白人は、コロンブス前にもいたし、 アジアからアメリカに渡ったアジア人は、ベーリング海峡を渡った種族だけで無く、太平洋経由の種族もあったようで、 民族・種族と云うものは、そう簡単に割り切れるもので無い、と 思っている。
by mohariza12
| 2017-06-04 20:52
| 民俗
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