人気ブログランキング | 話題のタグを見る

mohariza12メモ

mohariza12.exblog.jp
ブログトップ
2014年 10月 06日

<忠田愛個展ー櫂を漕ぐー>を鑑賞して・・・

先日(10月4日土曜日)に、銀座にある8階のペントハウスと屋上のテラス階等にある面白い展示会場<ギャラリー枝香庵>で、
久しぶりに忠田愛さんの<忠田愛個展ー櫂を漕ぐー>(開催は10月8日(水)まで)を鑑賞した。

当日は愛さんも居て、また、その展示会場の女性オーナー(貴婦人)荒井さんから 手製(?)の美味いコーヒー(2杯も)を戴き、
私にとっては、別世界の銀座で、他のビルを眼下に眺められる 屋上のデッキテラスで、少し(2時間ほど)、でも かなり贅沢な時間を過ごした・・・。

今回の愛さんの個展の中では、

10Fサイズの板+紙に描かれた 鉛筆+パステル画による<老女の上半身像「玻璃の鏡」が、凄い!、と思った。

荒井さんも、「皆、これがすごい!と云っている」とのこと。

私の絵画の基準として、まずデッサン力が無いものは 評価の対象外なのだが、
愛さんのこの作品は、秀でた作品と思った。

鉛筆+パステル画の作品なのだが、鉛筆の筆跡とタッチ、的確な線の描写は、
中々 プロの画家でも 今まで観たことは 無かった。
そして、パステルで描かれたと思われる目に、老女の生き様と生命力がみなぎっていた。

今後もなお、期待できる日本画家(その範疇に収められないのだが・・・)と思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(141009追記)

なお、今まで知らなかった言葉:「玻璃(はり)の鏡」とは、goo辞典では、
「浄玻璃(じょうはり)の鏡」の略とのことで、

「仏語。地獄の閻魔(えんま)の庁にあって、死者の生前の善悪の行為を映し出すという鏡。転じて、鋭い眼識。」とのこと。

ブログ上で交わした愛さんからのコメントで、
「友人のおばあさんなのですが、すべてを見透かし、受け入れ、赦すような、知的で深くやさしい眼差しをされています。」とのこと。

「パステルで描かれたと思われる目に、老女の生き様と生命力がみなぎっていた。」との私のコメントと
「玻璃(はり)の鏡」と云う画題は、見事に合致している、と思った。

愛さんの画題は、中々含蓄のある言葉が多い・・・。
そして、文学の素養が無い私に はとても適わない、教養があるとも思っている・・・。

by mohariza12 | 2014-10-06 23:28 | 芸術


<< ネットに溢れる洗脳記事      「産学共同」と「世大共学」 >>